おはようございますもみじ
鹿嶋市議会議員の佐藤信成ですアップ

先日記事にした、テレビドラマ「民衆の敵」〜世の中おかしくないですか〜がスタートしています。

月曜夜9時からフジテレビ系列です。
いわゆる月9枠です。

ぼくの方で鹿嶋市の実態と比較しながら、解説して行きたいと思います。

供託金


供託金とは、立候補に当たって、法務局に預けるお金のことで、鹿嶋市議会議員選挙では、30万円を法務局に供託します。

市議会議員に立候補すると、一定の範囲において、選挙費用が税金から支出されます。

鹿嶋市においては、「選挙用ポスター」が公費の対象となります。正確な金額は忘れてしまいましたが、11万円くらいだったのではないかと思います。
ポスター1枚あたり6百数十円✖️百数十枚分で計算したと思います。
1枚600円以上というのは、防水加工・裏面シール貼りに、しているからです。
ドラマの中で、篠原さんがポスターを張り替えるシーンがありましたが、彼女はコンビニのカラーコピーでポスターを作っていましたからね。

他には、選挙公報といいまして、立候補者全員の主張などを掲載する広告スペースが与えられます。一人当たり、B6くらいのサイズのスペースに公約等を掲載する権利が与えられ、新聞折込や、市役所にて配布されます。

また鹿嶋市では、選挙カーに対する公費の支出はされていません。市町村によっては、選挙カー代とガソリン代が支給されます。

立候補すると、公費(税金)が支出されますので、面白半分で立候補されても、税金が使われてしまいます。そういったときに、一定数以上の得票を取れない方には、この公費請求ができないこととされています。

そういったときの担保などのために、また、面白半分での立候補でないことを担保するために、供託金制度があります。

落選しても、一定数以上の票を獲得すれば、公費も請求できますし、供託金も全額戻されます。


失業したら保育園を辞める?


ドラマの中では、失業したら保育園をやめなければならない設定になっています。

しかし、鹿嶋市においては、3ヶ月間の猶予期間が設けられています。つまり失業したのち、3ヶ月の間に次の職場を見つけたら、退園する必要はありません。

選挙期間


ドラマの中では、立候補届けを出しに行ったところ、対応した職員が「みなさん選挙活動始めてますよ」というシーンがありました。

立候補届けを出せるのは、告示の日のみと決められています。選挙期間中、いつでも立候補できるわけではありません。市議会議員選挙は日曜日に告示されるのですが、ドラマではそのあたりが、曖昧になっていましたね。

元総理大臣の応援


これも実際には、ほぼ行われることはありません。
例えば、例えば、鹿嶋市選挙区の国会議員は、額賀さんですが、ひとりの自民党候補者の応援に入れば、他の自民党の市議会議員から不平不満が出るので、全員の応援に行かないといけません。また鹿嶋市で応援に入れば、他の市町村でも同じように応援しなければなりません。なので、現実的には行われることは無いと思います。


現職市長の応援


これも、実際の市町村では行われることはありません。ただ、大阪市の維新の会であったり、名古屋の減税日本などは、特定の大きな政策を実現するために(大阪は都構想、名古屋は減税)、市長が議会多数派を形成するために応援というか、地域政党を率いて選挙戦を戦うことはあります。

もちろん、市長派・反市長派という枠組みはあり、実際にはテコ入れしてるということは、普通にあるかもしれません。