こんばんはお月様
鹿嶋市議会の佐藤信成です時計

昨日は文教厚生委員会が開かれました。
じつは、この議会では委員会に議案が無かったので、現在の小中学校のICT設備の設置状況と、図書館の状況を現地調査せていただいたのち、教育予算拡充を求める請願の審査と、意見書の審査を行いました。

今日も子宝手当の話題です



9月議会の中で、私は決算における抽出事業として子宝手当についてを要望しました。
全ての事業が決算の対象ですが、特に時間を割いて審査するのが抽出事業と呼ばれるものです。

もともと私は、毎月2万円、年間24万円支給される子宝手当の一部を現物支給して行くべきではないかとの考えています。

しかしながら当面、私の考え方は採用されないこととなっています。

子宝手当にも税金が課税されている!



現状の課題を説明しますと、国が行なっている児童手当は所得とみなされないため、課税されませんが、子宝手当は所得とみなされ課税されてしまっています。

課税額はその方々の収入の度合いによって変わりますが、仮に平均10%課税されているとします。
支給額1億3千万円に課税されているので、税として1300万円が徴収されてしまっていることになります💢

雑所得20万円の税金の申告義務



雑所得が20万円を超えると、確定申告をしなければならない義務が発生します。そのため、子宝手当を24万円受け取っている人は、確定申告をしなければなりません。

所得税率10%の人と20%の人とでは確定申告で納める金額は違いますが、24万円のうち所得税として2万4千円ないし4万8千円を納めなければなりません。
参考 課税される所得金額
195万円以下 5%
195万円を超え330万円以下 10%
330万円を超え695万円以下 20%
695万円を超え900万円以下 23%
それ以上は省略

さらに、市民税も別途徴収されます。。。

鹿嶋市民の皆さまから税金を納めていただくのにも、もちろんコストがかかります。(諸手続きの人員や、滞納者への督促業務など)

お金をかけて税金を徴収して
お金をかけて子宝手当として振込業務を行い
支給した手当に国税がかけられてしまっています


なので、僕は8万円づつ3回に分けて支給している子宝手当の一部を現物支給に変え、必ず申告をしなければならない20万円以下に現金支給を抑え、差額を学校の体操服や制服などの必需品の現物支給をしていくべきでは?
と訴えています。

執行部の見解としては、今後も現金支給の方針ということですので、それならば、議会としても国に対して、児童手当と同様に非課税にするよう意見書を提出して行くべきでは?と考えました。

自分としては配慮したつもりです



当初は、通常の議員の議案提出権による提出を考えていましたが、いきなり出すと、議論してきた委員会の正副委員長のメンツも潰すし、意見書提出は若い正副委員長の実績にもなると考え、委員会での提出を提案しましたが、まぁ色々ご意見が出まして、委員会としては出さないこととなりました。

出す出さないという話をしている時、この意見書に理解をしてくださっている先輩議員から、委員会が出さなくても、3人の議員の発議で出せるから、委員会で出す必要も無いと発言してくれましたので、議論終了。

ちなみに全体の予算決算常任委員会の中でも、市長は国に対して、子宝手当を非課税としてもらうよう、口頭での要望をしていると、副市長より答弁もありましたので、僕もその後押しをしていこうという気持ちで意見書を作成したのですが。。

議会も残されたのは閉会日の火曜日1日だけです。

この意見書、出そうか辞めようか思案中です。

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