ご無沙汰しております。
鹿嶋市議会議員の佐藤信成です。

もう2か月以上前に、市長選挙への立候補見送りの記事を書きました。

見送る理由としては、田口市長(当時は、田口立候補予定者)と話し合いをし、
①歴史資料館計画については見直す方針であること
②目指す市政運営の方向性が概ね同じであること
から、私は立候補せずに、田口さんには市長として、わたくし佐藤信成は、市議として市政に関わっていく道を選んだことをご報告しておりました。

そして先日、市長が市役所に初登庁し、正式に以下のように表明しました。

「歴史資料館については建設事業を廃止とする。6月議会にて事業費の予算1億765万円を減額する補正予算を提出する。」
とのことです。

以下、報道資料を一部加工して紹介します。
歴史資料館中止表明


4年前の市長選挙、3年前の市議会議員選挙を通して、私が有権者の皆様に訴えてきたことが、実現までもう一歩のところまで来ております。

私たち(有志8人の議員)が、何度も建設計画見直しのための議案を提出しても、ことごとく否決されてきました。たとえ、議会の多数決で負けたとしても、市民の皆様にこの問題について理解を深めてもらい、共感して頂くことで、市長と多数派を形成する議員の思い通りに進めることを阻止出来たと思います。

市民の皆様の民意が、市政を大きく動かすことができました。

前市長は、私たちの活動を「大衆迎合主義、ポピュリズムだ」と揶揄していましたが、市民の9割の方が、建設に反対をしている事業を、強引に進めることこそが、権力主義であり、市民不在・民意不在の市政運営であったと指摘しておきます。

また、田口市長は、初登庁の訓示の中で、以下のようにも述べています。

「市民目線に立ち、市民が必要と思うことに予算を割り振りたい」と。

前回の私のブログで、私は以下のように記しています。
『私自身は、このような施設(歴史資料館)にお金を使うのであれば、これから縮小する鹿嶋市経済と税収。少しでも市民福祉に使うことが必要だと訴えてきた』

このように、税金の基本的な使い方についての考え方も、ほぼ同じであることが、皆様にもわかると思います。

市長と私は年齢差は5歳で、ほぼ同年代といえます。
次世代に責任を持つ年代として、今後の市政運営について、闊達な議論をしていきたいと思います。

ただ、このように書いたからと言いましても、
「何でもかんでも、市長の考えに、やみくもに賛成するわけではありません」
それでは、議員として役割の放棄になりますので。

市長の考えと私の考えが100%一致するわけではありませんので、互いの意見を、議場、委員会で述べあいながら、より市民のためになる政策立案がなされるよう、これまでにはなかった、建設的な市長と議会の関係が築けると思っております。

決して、なれ合いではなく、より高い市民福祉の向上を目指すための議論がなされていくことを期待しています。