鹿嶋市議 佐藤信成 blog

鹿嶋市議会議員さとう信成の活動報告です。

49歳4期目の議員です。
選挙の時の公約を実現する議員でありたい
地域間格差の解消に取り組みます!

2020年09月

選択的夫婦別姓制度、鹿嶋市議会でも可決

こんにちは。
昨日、9月議会が閉会いたしました。

今回は、ヤジもなく、強行採決もなく、通常の議会運営が行われ、審議もスムーズに進んだ印象です。

そんな中、私の幼稚園~高校まで同じ学校で過ごした方からの請願の審査がありました。

内容は、件名にもある通り、選択的夫婦別姓制度を立法化する旨、国に意見書を提出してもらいたいという内容です。

結果は、全会一致で可決し、昨日のうちに、議会事務局から国へ送付されました。

この、選択的夫婦別姓制度とは、どういうものなのか?

今の日本は、結婚すると夫か妻のどちらかの性を名乗ることになります。
これは法律で決められています。

そのため、少子化の影響で一人っ子の家系が増えたり、仕事の都合などの理由で、法律婚(入籍する)をせずに、事実婚(入籍していないけど、事実上結婚しているものとして生活している)をしているカップルが増えています。

事実婚ですと、様々な法的な保護にありませんので、いざというとき女性側に不利なことが起きやすい状況にあります。例として、夫の財産の相続など。

それらを解消するために、この制度の推進を求めています。

ここで、特に強調したいのは、「選択的」という点です。
みんなに夫婦別姓を押し付けるものではなく、希望する者は結婚後も自分の性を名乗ることができる権利を与えるというものです。

ですから、皆さんは、別姓は嫌だなと思えば、改姓すればよいだけの話です。

実は、この制度については、国政においては、自民党以外の政党は全て、この制度導入に賛成しています。
選択夫婦別姓に関する資料_ページ_29B


また、自民党国会議員の中でも、多くの議員が賛成しています。(例:小泉進次郎、石破茂、稲田朋美など)
選択夫婦別姓に関する資料_ページ_28
資料は「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」さんから頂いたものを転載

この請願を審査する総務委員会に所属している私も、他の議員に対しての質疑に回答させていただきました。

ある議員から「この制度導入についてのメリットはあるのか?」との問いに対して

今の法律は初婚しか想定されておらず、離婚再婚の際に子供も姓を何度もかえさせられるということが起きている。
・選択的夫婦別姓が認められれば、子供も一つの姓をずっと使うことができるようになる。
・働いている人、たとえば研究者が改姓すると、論文の検索ができず、キャリアが断絶されてしまう。
・われわれ議員にとっても名前は大切だが、独身の時に議員になり、その後改姓したとしても、世に知られている旧姓で立候補する人が多い。しかし、公文書へのサインなどは戸籍の名前を使わなくてはならず、「これは誰?」と混乱も起きやすい。
・マイナンバーへの旧姓併記もできるようになったが、莫大なシステムコストをかけた割には解決できないことが多いと聞いている

などの意見を述べました。

ちなみに、夫婦同姓を強制しているのは、先進国の中では、日本ただ一国だけです。
いかに、女性の権利が軽んじられているのかがわかります。

早く法制化され、事実婚状態の多くの方々が、早期に救済されるのを一議員として尽力していきたいと思っております。

今やるべきことか? 2億円の駐車場整備

今やるべきことか?  2億円の駐車所整備

こんにちは。
鹿嶋市議会議員の佐藤信成です。
9日に一般質問が行われました。
通告内容については、前回の記事に掲載しております。

本日は、通告項目3番の内容についてです。

私は以前から歴史資料館の建設は見直すべきと主張してきました。

まったく何もやらなくて良いというわけではなく、空き地や図書館の一角などを活用して、最低限の施設で対応するべきだと主張しています。

また、最近の教育委員会の答弁では、市内小中学校の全教室に電子黒板(モニターのようなもの)を導入すると言っているのですから、それこそ、それを活用して、デジタルコンテンツで、映像などを駆使して、建物を建てなくても、郷土教育ができる環境が整っているのではないでしょうか?

さて、今回の私の一般質問の答弁として、驚く回答が出てきました。

それは、関鉄バスターミナル跡地の駐車場計画について、駐車場整備にあたって、その土地の地代を、市民の税金で支払われることが明らかになりました!

この駐車場計画が出たときから、私は利用者が限られていること、そんな駐車所の経営を引き受ける人がいないのだから、計画は無理だ!と主張してきました。(令和元年6月議会)

その時の執行部の答弁は下記のとおりです。

令和元年6月議会 執行部答弁(市議会ホームページ 会議録検索システムから引用)
発言者は当時の地域活性化担当参事兼重点プロジェクト推進室長で、今の政策企画部長で同じ人です。

以下、発言記録
『その施設の利用者、それと鹿島神宮参拝者、そして地元商店街関係の店舗利用者、これらの方が共同で利用できる駐車場を想定しているところでございます。したがいまして、
市が関鉄跡地全体を借地するということは想定しておりません。
この共同利用につきましては関係者、関係者というのはまちづくり会社、それと地権者である鹿島神宮でございますが、と一定程度共通認識が共有化されております。本事業が具体化した暁には、鹿嶋市中心市街地活性化に資するよう整備や管理の面で役割分担を行い、費用負担割合等について調整を図っていくということとしているところでございます。』

引用ここまで

はっきりと
市が関鉄跡地全体を借地するということは想定しておりません
と答弁しています。

たった1年でというか、内閣府の認可が降りたからなのか、駐車場の運営方針について、180度方向転換してしまいました。

また上記答弁にもありますが、「一定程度共通認識が共有化されている」とありますが、これについても当時、確約したのか?と確認したが、そうではなく普段の話し合いの中での感触だった旨の回答でした。

また、もう一つ、市民感覚では納得できない内容があります。
答弁の最初のくだりです。
①「その施設の利用者」というのは、歴史資料館と交流会館を指しています。
②「鹿島神宮参拝者」
③「商店街関係者」
と3つの分類の利用者を想定しているとあります。

皆様は、どの分類の利用者が多いと思いますか?

私は②の参拝者だと思います。市外の歴史資料館利用者は神宮参拝が主目的でしょうし、車社会の鹿嶋市民が、あの駐車場位置の停めて歩く人は限られ、ほとんどの方は、店の前に駐車して買い物をするでしょうから。

そして、答弁にありますように、その土地の地権者は鹿島神宮さんとなっています。

つまり、鹿嶋市の言い分は、
これから鹿島神宮に観光客がたくさん来るから駐車場を増やしたい。
だから鹿島神宮に参拝する人のために、鹿島神宮さんの土地を、市民の税金で借り上げよう。
というものなのですが。。。。

皆さんも考えてみてください。

鹿島神宮の参拝者がたくさん来て、停めるところが足りなくなるから、鹿島神宮さんの土地を税金で借り上げて、参拝者に停めさせてあげよう。

これって、本当に足りないのであれば、鹿島神宮さんが、そのまま参拝者のために駐車場とすれば良いのではないでしょうか?  →なぜ鹿嶋市が間に入らなければいけないのでしょうか?
実際、鳥居横の土地は鹿島神宮さんのもので、駐車場として運営しています。

また商店街ご利用の方々のためであれば、商店街の方々が、駐車場利用者に対して駐車場代補助などをして、駐車場運営者に利用料金を肩代わりすれば良いのではないでしょうか?

交流会館を利用している一般市民の方も、そこで無料券を発行して、その分を市から駐車場運営者に代金をお支払いすれば良いのではないでしょうか?

なぜ、わざわざあいだに入って、市民の税金で借地料を払わなければいけないのでしょうか?


他の場所で商売されてる人は、どう思いますか?

宮中八丁目付近の飲み屋街にも駐車場が無く、路駐が目立ちます。
鹿嶋市にお願いしたら、市営駐車場を整備してくれるのでしょうか?

鉢形地区にも飲み屋さんが増えてきていますが、駐車場が足らず、夜間は銀行さんの駐車場に停めている方が多く見受けられますが、銀行さんが取り締まりを厳しくしたら、夜間だけでも、鹿嶋市が駐車場を借り上げてくれるのでしょうか?


このような多くの矛盾をはらんでしまうのは、やはり元々の歴史資料館計画が強引すぎたからだと指摘します。駐車場をとるスペースのない場所にハコモノを建てようとしたことから駐車場問題が始まったのです。


今回、執行部はたった一年前に、「関鉄跡地全体を借地として駐車場とすることは想定していない」としているにも関わらず、私たち議員ですら知らない間に計画を変更していました。

これによって増える市民負担は、まだ明らかになっていません。
今までは、駐車場整備と歩道整備に2億円かかると、皆様に報告してきましたが、訂正します。
2億円+借地料×年数かかることになります。

こんな簡単なこと(事業を委託するものが現れないこと)すら想定できないのであれば、中心市街地活性化計画など、すべて机上の空論であるのではないでしょうか?

歴史資料館の建設予定地が未定となっている今、どうして市長は、今でも車を停めることのできる関鉄跡地に莫大な税金をつぎ込みたいのか、私には理解が全くできません。

本日、一般質問に登壇です

おはようございます。

9月議会での一般質問が行われ、私は午後2時30分頃からの登壇予定となっております。

コロナ対策で、議場での傍聴についての、ご案内等も控えさせていただいております。

一般質問の内容は、「有志八人の会」のチャンネルでもアップロードして参りますので、そちらもご覧いただければと思います。

下記に、本日の質問予定内容を掲載いたします。

1.コロナ禍における市政運営
(1)災害対策と避難所運営
(2)生徒・児童・園児の感染対策
(3)学校・園等での感染者が発生したときの対応の情報公開
(4)市としての今後のコロナ経済対策
(5)市道0102号線の事故の発生状況と対策について

2.子宝手当
(1)市は効果があったというが,周辺自治体の第3子の出生率と比較したと きに,どれほどの効果があったのか
(2)過去10年間の第3子以降の出生数と,2子までの世帯と3子以上いる 世帯の割合の変化は。2子までの世帯の範囲は,第2子が6歳以下のもので比較するものとする
(3)周辺4市町村と比較すると,どれほど増えたと言えるのか
(4)対象世帯の社会移動による増減数は
(5)上記のことから,子宝手当を支給したことによって,第3子以降の子ど もが生まれた数は,何人増えたと言えるのか

3.関鉄跡地の駐車場整備及び歴史資料館等の中心市街地活性化事業
(1)駐車場の管理はどこがするのか
(2)既存の駐車場経営されている民間事業者の方との共存に向けての話し合    いはされているのか
(3)駐車場の損益分岐点は年間の稼働率が何%になったときなのか
(4)委託先の管理業者が赤字経営となったとき,どこが資金負担するのか
(5)赤字を相殺する目的で市の別な事業を当該団体に委託することは,あってはならないことだと考えているが
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