おはようございます晴れ
鹿嶋市議会議員の佐藤信成ですアップ

前回の記事の続きです
情報公開もさらに進めていきたい : 鹿嶋市議会議員 さとう信成


2017年が始まりました。
議員は、季節の挨拶(年始のご挨拶など)や、年賀状を送る行為は禁止されています。
※年賀状については、受け取ったものに対して、手書きで書く場合は認められています。

ということで、「あけましておめでとうございございます」と書くと僕の場合は、公職選挙法に違反してしまう場合があるのです。


自治体だって破綻する


北海道の夕張市という街は全国で初めて自治体経営が破綻してしまった街です。
これも、遠くの街の出来事ではありません。

例えば、銚子市でも数年前に財政破綻の危機が報道されました。

魚市場の水揚げが減るなど様々な要因もありますが、銚子市では、市立病院の経営や大学の誘致なども、財政悪化の一因になったのではないかと言われています。

これらも、提案したのは執行部かもしれませんが、議決(やっても良いと判断)したのは議会です。市民の代表である議員が、どんな議論をして議決に至ったのか、市民の皆様も知る必要があると思います。



銚子ではリストラ&公共料金値上げ




銚子市では破綻の危機が囁かれ、その対策として、市職員の人員削減を実施したうえで、さらに職員給与もカットしています。

さらに市民にも負担を求めています。
水道料金をはじめとして、公共料金も値上げしています。そういった政策を進めたので、現在は持ち直しているそうです。
しかし、その副作用もあります。

市職員の数が減れば、自ずと行政サービスが下がっていきます。給与も下がればモチベーションも下がるし、市職員を目指す若い人も、銚子市ではなく他市の職員を目指すことになり、有能な人材の確保が難しくなります。

また市の先行きに不安を感じる若い世代の方が、市外へ流出していきます。
今までは銚子市の実家で暮らしていた、アパートで暮らしていた方達。
家を新築する際に、将来的な不安を感じていれば、お隣の神栖市に新居を構えるのではないでしょうか。
購買意欲が高く、今後数十年に渡って市民税や固定資産税を納めてくれる若い方々、市外に流出すれば、また財政悪化→破綻の危険性が高くなります。


最後に負担するのは市民なんです


何をやっているんだ市長は!
何をやっているんだ議会は!
といって市長や議員が辞任させても、新しい市長や議員代わりに生まれるので、市民の負担が減るわけではなく、結果的には、低下した行政サービス、値上げした公共料金の元で生活していかなければなりません。

経済力のある若い人は市外に出ていく。
経済力の低い年金生活の方々などは、実質的な可処分所得が減り、行政サービスも受けられない。

私たち議員もそうならないように、政策議論していますが、市民の皆様にも、議会が、どんな議論をしているのか、重要政策(お金のかかる政策)については特に、耳を傾けていただければと思います。

そのためにも、鹿嶋市議会では、さらなる情報公開及び、市民の皆様が容易に情報にアクセスできる仕組みを提供していかなければならないと考えています。

なぜならば、市長や議員を選ぶのも市民の皆様ですし、結果的に負担を強いられるのは市民の皆様なのです。私たちの住む街は、私たち自身のものなのですから。

今年も、議会改革を通じて市民の皆様のお役に立てるように、議会活動をしていきます。